自動車整備工場、駐車場業、カーリース
駐車場業の需要は都心を中心に旺盛。自動車整備業、カーリース・レンタカー業は横ばい
業界の概要
自動車整備業
「日本自動車整備振興会連合会」資料によると、2008年から2014年まで事業所数や指定工場数、整備士数などは多少の増減はあるが、長年横ばい状態が続いている。今後も同様の傾向が予想されるが、自動車の複雑な電子制御によるハイテク化、ガソリン車以外の燃料自動車(電気自動車、水素自動車など)が増加してきており、これに対応した自動車整備師、高度な設備などの確保が今後は強く求められる。
カーリース、レンタカー業
車両を自己所有しない企業、個人の需要に対応し、「日本自動車リース協会(JALA)」資料によると、新車リース契約台数は、2014年625千台(対前年+3.9%、+23千台)と堅調な推移が続いているが、再リース契約台数は2014年732千台(対前年△4.6%、△36千台)と減少傾向にあり、リース契約台数全体では横ばい。今後も同様の傾向が続くと思われる。さらに車販売店、カー用品店、ガソリンスタンド、駐車場業などもカーリースに乗り出してきており、競争が激しくなることは避けられないと考えられる。
駐車場業
2006年の道路交通法改正以降、時間貸し駐車場市場が拡大しており、さらに「交通エコロジー・モビリティ財団」資料からわかるように「タイムズカー」などを代表とするカーシェアリングサービス市場の増加と、当該サービスに対応する駐車場も拡大している。「自動車検査登録情報協会」資料によると、国内自動車保有台数2014年3月末時点で80,273千台(対前年+0.8%、+647千台)と毎年増加傾向にあるため、今後も都心部を中心に需要の増加が見込まれ、市場は拡大していくと予想される。
主要企業(上場企業)
- ・オリックス自動車 売上高291,604百万円(2014年3月期)
- ・住友三井オートサービス 売上高205,710百万円(2014年3月期)
- ・三菱オートリース 売上高115.600百万円(2013年3月期)
弊社のM&A状況
現在(2015年6月)、自動車整備工場(会社、個人事業)に対する企業買収を希望されているクライアント様が複数ご御座います。会社売却を検討されている経営者様は、お気軽に以下までご相談ください。(ご相談は無料です。)